2014年7月28日月曜日

休日

今日はオランダ最後の休日。
こちらへ来てから初めてで、最後のフリーの1日。
どこか電車でと腕を使用かとも考えましたが、
結局1日、Haarlemで過ごしました。

毎日のレッスンの内容を何とかまとめたかったけど、
途中で挫折してしまいました。
こちらの方は少しずつ、思い出しながら、またまとめていきたいと思います。
今日のことを少し。

朝、今日のKLMで日本に帰る、2週間、同室だったIさんを送りがてら家を出て、
Josephkerk http://www.josephkerk-haarlem.nl/josephkerk/ ヨゼフ教会のミサに出かけました。
何度か、授業や練習で使わせてもらった中で唯一のカトリック教会です。
グレゴリオ聖歌のミサがあるとホームページに書いてあったので、カテドラルに行かずにこちらに行ってみたのです。
全て歌ミサでやっていました。祭壇上におじさん(おじいさん?)ばかり8人ほどの聖歌隊と、指揮者がいて、先唱をして、会衆が答えると言う感じですが、ずっとオルガンも寄り添うように伴奏を弾いていました。会衆はあまり歌わないので、主にオルガンが大きくなると言う感じでした。
オルガンは即興とフランスバロックの曲(曲名がちょっと自信が無いので)でした。
電気アクションの楽器ですが、響きがきれいで、カトリックらしい感じもしました。
出席人数は六甲教会の夜のミサくらいでしょうか。主日10時としては少ない感じがしましたが、その後もミサがあるようでした。

これは練習に行ったときの写真です。

一昨年のレッスンの時に撮った写真。
ミサの後、昼前に借りていた家に戻って、初めて大家さんのMirjamに会いました。
若いカップル(パートナーと紹介してくれました)と天使のような巻き毛の2歳半の女の子。写真を撮りたかったけどちょっと遠慮してしまいました。
一応、チェックアウトと言うことで、次の人がもう来ているようで、Mirjam達は大急ぎでお掃除。
そこですぐにお別れして、私はその後どこか他の街へ遊びに行こうかと駅まで行きましたが、全くHaarlemを観光していなかったので、Haarlemを歩いてみることにしました。
お天気の良い、暑いくらいの日中でした。

ちょうど、船が通りかかってハネ橋があがったところです。
 この近くのテイラー博物館に行ってみました。http://www.teylersmuseum.eu
1778年開業のオランダ最古の美術館だそうです。
科学関係の展示が多い所です。アンモナイトとか化石がいっぱいあったり、電気の初期のものがあったりで、好きな人にとっては面白い所でしょうか。
私は展示物よりも、ほとんど変わっていないと言う、展示の仕方や建物の美しさの方が興味がありました。
船がいっぱい泊っていました。なんか自家用車みたいです。

Grote St. Bavoが見えています。
 少し歩いて、今度はフランス・ハルス美術館です。
http://www.franshalsmuseum.nl/en/
こちらは1608年に養老院として作られ、その後孤児院として使われていた建物が、美術館になったものです。周りの家並みもとても美しい所です。
フランス・ハルスの絵は当時の様子が良くわかり面白かったです。


 聖バーフォ大教会の大きなミュラーオルガンを作った、ミュラーさんの息子が作ったタンスのようなオルガンです。
 ここで買った絵はがきなのですが、これは聖バフォ大教会の祭壇側から後ろを見た所です。一番後のステンドグラスが描かれています。
この教会は15世紀にカトリック教会として建てられましたが、その後宗教改革でプロテスタントに変わり、聖堂内の装飾ははずされ、壁は白く塗られたそうです。一番後のステンドグラスだけに、カトリック時代のものが残っていたそうです。その頃の内部を描いた絵です。今はこの、一番後のステンドグラスがあった所の壁に巨大なオルガンがあります。

こちらも、絵はがきから。昔のSt. Bavoを描いたものです。
下は今泊まっている部屋からSt. Bavoを見たところ。
向かい側の建物に洗濯物がかかっていますが・・・
建物の雰囲気はほとんど変わっていません。泊まっている小さなホテルはこの絵はがきの
右端くらいの位置になります。
さあ、明日の空港行きに備えて寝ることにします。






2014年7月23日水曜日

4月18日

今日で1週目のクラスは終わりです。
あっという間の1週間でした。
今からのクラスでラドレスク先生は最後です。優しく紳士的な先生のおかげで、本当に良い雰囲気のクラスです。
① プレリュードとフーガ ニ長調 BWV532
② カノン風変奏曲 「高き空より、我来れり」BWV 769

コーイ先生の即興クラス
昨日の飛行機事故があったため、追悼がテーマになりました。
急にこういうことがあった場合、例えばバッハなら、「我、汝の御座の前に進みいで」などを弾くことを考えられる。そして、即興ではどのようにするかと言う話になりました。
コーイ先生がバッハの嘆きのモチーフを使いながら、お手本を示してくださったのが、まさに祈りを捧げておられるのがわかり、とても感動しました。
いろいろな音楽から、「盗みなさい!」と何度も言われていました。盗むことが出来ると言うのは結局その音楽が自分の身に付いていると言うことだと思います。

2014年7月22日 火曜日

ギエルミ先生2日目
Lorenzo Ghielmi
① ブクステフーデ プレリュディウム ハ長調
Buxtehude Praeludium in C
② ブルーンス プレリュディウム ト長調
Bruhns Praeludium in G
エディションについて

鈴木雅明先生2日目
① BWV 541 フーガ ト長調
② プレリュードとフーガ ハ長調 BWV 564
③ トッカータ アダージョ フーガハ長調 BWV 545 のプレリュード
④ トッカータ アダージョ フーガ ハ長調 BWV 545 のアダージョ、フーガ

レクチャー
ラウクビク先生 テンポ・ルバートについて

コンサート
①Bernrd Winsemius
②Lorenzo Ghielmi



2014年7月22日火曜日

2014年7月19日(土)今日は遠足!

あっという間に1週間が過ぎて、週末のエクスカーションでした。
The first week is flying! It is an excursion today.
9時にバス2台に分乗して、ユトレヒトへ向かいました。
We went to Utrecht by tour bus. it took 40minutes.
ハーレムから40分ほどのバスツアーです。
今日明日はとても楽しみにしていた、オルガン巡りのツアーです。

まず、ユトレヒトのニコライ教会に行きました。
At the first we went to Nicolaikerk.


中庭で少し休憩。
We had a tea break in the garden.
コーヒーを頂きました。
I drank coffee.
マグカップ、欲しかったな。
I wound like to have the mug cup!
 今日はとても暑く、30度を超えていました。
It was very hot and sunny, the max temperature is 34!


その後10時半からコンサートでした。
There was an organ concert from 10:30.

フーゴ・ディストラー "Hugo Distler"
       Partita "Wachet auf, ruft uns die Stimme"
       パルティータ 「目覚めよと、呼ばわる物見の声がする」
コール・ケー Cor Kee
       Phases for Organ
アントン・ハイラー Anton Heiler
  Tanz-Toccata   ダンス・トッカータ
次のプログラムは11時15分から
The next program is a lecture of Prof. Christoph Wolf.
クリストフ・ヴォルフさんの
「バッハをめぐる最新のニュース」についての講演
Lecture on "Further news on the Bach Expedition"
 Bach Archiv のページでバッハの写本も見ることが出来るそうです。
He said that we can see the handschrift of Bach in the internet "Bach archive" but I cannot find the page not yet,
ちょっとページが見にくくて、まだ見つけることが出来ていません。

その次はHet Orgel Trio
のコンサートでした。
After the lecture, we had a concert HOT.
この教会にある2台のオルガンを使って、ジャズと現代音楽の融合のような音楽でした。
They used two organs.



また中庭でサンドイッチと牛乳のランチを頂きました。前にオランダ人はハムとチーズを同時にパンに挟まない、って言うのをやっていましたが、本当にどちらかでした。
After that we ate lunch in the garden.

3つ目のコンサートはAge-Freerk Bokma(名前が読めない。)のオルガンコンサートです。



その後、ドム教会に移動。
After three concerts, we went to Domkerk.
ヤン・ハーゲ(オルガン)+タチアナ・コレヴァ(パーカッション)の演奏会を聴きました。 
Jan Haage and Tatiana Koleva 

現代音楽ばかりの1日で、ちょっと耳が疲れました。
最後のコンサートの中の、静かなレーガーの小品が癒しの時間になりました。
4 concerts of contemporary music were a little bit tired for me.





夜は、ハーレムに帰って、今回の滞在中初めての外食をしました!
インドネシア料理屋さん、おいしかったです。







今日は鈴木雅明先生とギエルミ先生の初日!

今日から2週目です。
朝の8時半から10時半までギエルミ先生のクラスでした。
イタリアの音楽がドイツの音楽に与えた影響がテーマです。
最初の1時間は Frescobaldi のトッカータを先生が弾きながら説明してくれました。
Frescobaldiフレスコバルディの作品ははラインケン、カヴァリエス、ムファット、バッハなどが楽譜を買ったり、写譜をしたりして持っていたそうです。いろいろな人に影響を与えていた。ルネサンスから、フレスコバルディからバロックに時代が移る。adagioとallegroの部分が次々入れ替わり、自由なテンポの動きがある。
イタリアのオルガンは1段鍵盤、プルダウンのペダルなので、あまり大きなレジストレーションの変化は必要無い。
また、セクションの分かれ目でフレーズの終わりの音が次のセクションの始まりになっていることも多いので、極端なレジストレーションの変化は好ましくない。

後半はブクステフーデのPraeludium in C (プレリュード ハ長調)の途中まで。
ペダルの技術のことを中心にやっていました。

鈴木雅明先生1日目
① プレリュードとフーガ ホ短調 BWV 548
拍のヒエラルキをしっかり考えて。
ゼクエンツの時にクレッシェンドしながら山を作る。
アップビートの音の扱いに注意。
② Allein Gott in der Höh sei ehr BWV 663
ペダルをつま先だけでレガートに弾く方法について、話されました。
③ プレリュードとフーガ ト長調 BWV 541
プレリュードでは1小節を1つに感じて大きな流れを作る。
同じ形が複数回あるときは同じ事をしない。



夜はYoungComposers in Premiere のコンサートを聴きました。
若い作曲家達の勉強の成果を若い演奏家、又は本人が弾くと言う演奏会でした。
現代音楽の行き着く所の難しさも少し考えさせられましたが、若い彼らの弾くオルガンが良く鳴ること!すばらしいです。



2014年7月21日月曜日

遠足2日目!

2014年7月20日日曜日
今日は遠足2日目です。

朝9時にハーレムHaarlemを観光バスで出発。アムステルダムAmsterdamまで行きました。
Westerkerk(西教会)での朝10時半からの礼拝に参加しました。
15分ほど前の10時15分から、コーイ先生(Jos Van der Kooy)の前奏が始まります。
今日の礼拝は先日の授業の時に先生が言われた通り、マレーシア航空事故の追悼のために、捧げられていました。
そのため、前奏は次の4曲で始まりました。
Ich ruf zu dir, Herr Jesu Christ BWV 639
Wer nur den lieben Gott lässt walten BWV 647
Wenn wir in höchsten Nöten sein BWV 688
Jesus bleibet meine Freude BWV 147

詩編歌 121編
詩編歌 130編(Aus tiefer Not schrei ich zu dir) 「深き淵より」
朗読 詩編22編
賛美歌21 / 218番「日暮れてやみはせまり」

献金時のオルガン曲 Mein junges Leben hat ein End  SwWV 324 (Sweelinck)
      スウェーリンク「わが青春は終わりぬ」

詩編歌 90編

オルガン後奏 Fuga Es dur BWV 552 フーガ変ホ長調(バッハ)

会衆とオルガンの呼吸がぴったりあった、感動的な礼拝でした。
その後、大急ぎで新教会Nieuwe Kerk に移動。

Bernard Winsemius のコンサートです。
2台のオルガンを使っていました。






次はまたバスに乗り、ライデンLeiden まで移動。

2時15分からWaalse Kerk で次のオルガンコンサート。

4時からはPieterskerk での演奏会。
こちらも2台のオルガンを使ってのコンサートでした。

















2014年7月18日金曜日

7月17日 木曜日

午前8時半〜10時半
ラドレスク先生
今日も含めてあと2日になってしまいました。
① J. S. バッハ パッサカリア
② J. S. バッハ   BWV 543 a moll
③ J. S. バッハ   BWV        Concert in a
このクラスで初めて弾きました。残り15分だけだったので、1楽章だけでした。
弾き始めたら、頭の上の方であとから鳴っているので遠くに感じて、びっくりしました。
鍵盤は思ったより軽くて、弾きやすかったです。
ラドレスク先生の指示はとても分かりやすく、弾いていて、とても楽しかったです。
明日、続きの2,3楽章を弾かせて欲しいな。でも、時間的に無理かな??

午前10時45分〜12時45分
トン・コープマン先生のOpen Class を聴講しました。
① BWV 538 トッカータとフーガのフーガのみ
② BWV 645 Wacht auf, ruft uns die Stimme
③ BWV 648 Meine Seele erhebt den Herren
コープマンさんが初心者に近いおじさんに、ペダルのアーティキュレーションから始まって、とてもていねいに、教えておられるのに感心しました。少しずつ変わっていくのが、はっきり分かり、ちょっと感動的でした。

午後4時半〜
聖バーフォ大教会で
Peter Planyavsky とZsigmond Szathmaryのコンサート

午後5時45分〜
Ton Koopman とChristoph Wolff のディスカッション
これは座っていただけで、聞き取れませんでした(笑)

午後7時15分〜9時15分
コーイ先生の即興クラス
今日はソナタ形式、コラール変奏曲、リズムのパターンなどの実際の応用の仕方をやりました。私はVon himmel hoch を使って弾きました。

午後9時半〜11時半
Tagliavini タリアヴィーニとRadulescuラドレスクのコンサート



2014年7月17日木曜日

レッスン3日目

ラドレスク先生
1、Concerto  d-moll BWV596 協奏曲(ヴィヴァルディより)
   1楽章の最初のところ、右手はdim. 左手は最後の音が強拍になるので左右の弾き方が違う。いつも拍のアップダウンを考えて。

 2、2, Grave のPlenoの部分はコードが代わる時に、次の小節の頭の拍に合わせて音階から入る。
3、フーガのテーマのアップダウンを大切に。


4、Tutti とSoloの部分の弾き方を変化させて、弾き方で表現する。







Praeludium et Fuga in E  BWV 566

ちょっと整理が出来ていないので、また今度書きます。
横山さんが、素敵に弾いてくれました。

Praeludium et Fuga  in D BWV 532
これも明日!

コーイ先生
即興その3

ロビエ先生
オープンクラスで、フランクを聴きました。
きれいなレガートで歌っていくことを中心にレッスンをしていました。





2014年7月16日水曜日

レッスン2日目

ラドレスク(Radulescu )先生
1、Praeludium con Fuga in a BWV 551
          バッハが若いときの作品。ブクステフーデの影響が強いものです。
   *最初のラシドレミファソラ の音階は 12343434の指使いを使うこと。
   *12小節の和音は上の音から離していってバスが残る。そこから次のフーガのテー     マが始まる。(このことはDaniel Speer の本〜Ulm 1687)に合唱の事として書いてあ    るそうです。(調べ直すこと!)
   *12小節から28小節までの最初のフーガの部分は手鍵盤だけで弾くことが出来る。
   *29小節から38小節までのつなぎの所、クインタデーナ8’とプリンチパル8’の柔ら    かい音色。
   *2つ目のフーガは堂々と。

2、praeludium et Fuga in D BWV 532
   *最初の音階レミファソラシドレ、途中のアルペジオなどかがとを使って弾くと良    い。
   *16小節から始まるalla breve の部分は、最初の部分の四分音符がが二分音符と同じ    早さ。ここはCorelli のConcerto grosso(合奏協奏曲)の形式をまねている。
    ポジティブ鍵盤で軽めに弾いていました。
   *拍のアップダウンを良く守るように。
   *96小節からのAdagioはリガトゥーラスタイル(ここは、聞き取れない単語があっ    たので、また調べること!)
   *フーガはテーマを良くspeakingするように弾くこと。
*28小節の右手は分散和音としてとらえて、拍の頭の音を少し残しながら弾く。
*フーガの最後が弱拍で終わるので、弱拍らしく!






3、Concerto d BWV 596
この曲は今日は途中まででしたので、また明日。

コーイ先生(即興ビギナーズ)
1、コラールを題材に。(Vater unser)
       メンデルスゾーンのソナタからアイデアを取って。
   アルペジオを弾いて⇒メロディーが入るとシンプルに伴奏を止める⇒アルペジオ⇒   メロディーを繰り返す。
   型を考えてすること。
2、リズムの練習
   バルトーク(ミクロコスモス)のリズム、7拍子5拍子など。
   ブリテン、アラン、アントン・ハイラー、ヒンデミットなど参考に。
3、フーガを作る
   テーマは即興しやすいものを作ること。主音から始める。
   C〜G〜C片手ずつで弾いてみる。簡単につなぐ。
4、ソナタのスタイル
   A〜B〜Aの型
5、パッサカリア
   低音を作って、メロディーをのせていく。高い位置、低い位置など使う。
   低音のリズムをきっちりと守ること。
6、メシアンのスタイル
   和音を押さえながら、右手でメディテーションを。リゲティなども参考に。
   明日、和音の動きを書いてくれるはずです。

 即興は子供の頃にかえって、シンプルなことから、ゆっくりと集中して、よく考えて練習すること。

夜はコープマンとラトリーというゴールデンコンビのコンサートでした。



2014年7月15日火曜日

ハーレム レッスンが始まりました。



今日からいよいよ、レッスンです。
朝は8時半からラドレスク先生のバッハのクラスでした。
クラスの前に、聖堂のドアの所で、ラドレスク先生とばったり会いました。
なんと、昨年の秋にスイスのMuriでのクラスに参加していたので、先生の方から声をかけて下さり、とても嬉しかったです。
レッスンは今年のレパートリーについての説明(全部は聴き取れなかった)その後、今日は、2人の生徒で、
コンツェルト イ短調と、Christ, der du bist der helle Tagの変奏曲でした。

コンツェルトは私もレパートリーとして持って来た曲です。若い男の子が弾いていました。弦楽器の動きをよく考えて、弾くことを何度も言っておられました。ヴィヴァルディの原曲の楽器編成をもう一度、ちゃんと見直してみようと思いました。

Christ, der du bist der helle Tagは2年前にもクラスで一緒だった、日系アメリカ人の女性でした。
とても、美しく弾いていました。私はこの曲を弾いたことが有りませんが、教会でも使えそうですし、練習したくなりました。
ラドレスク先生は各変奏曲にお話をつけておられましたが、全部は聞き取れないのが残念。

覚え書きを少し。
Partita I ではペダルで1番下の音を重ねて弾くと良い。
歌のテンポで、あまり遅くならないように。

Partita II では、左手がViola da gambaの音型なので、ガンバを弾いているつもりで、少し自由に歌う。ガンバは弦が多くてあまり山型になっていないので、移弦をする時に時間がかかることを考えて(これで有ってるのかなあ)この変奏の最後で右手の音型が突然上がって終わる所は、天国に行く所だそうです。
Partita IIIはタタタンタンのリズムを滑舌良く話して弾く。ただしタンタンの所を切り過ぎない方が良い。IIよりは少し強めの表現で。partita IV はGamba一本で弾いていましたが、とてもきれいでした。右手と左手を別の鍵盤で弾くこともできるようです。






Partita V はテノールにc. f. が入りますが、こういう書き方をする時は、仲介者としてのイエスが私たちと神の間にいて下さることを表していると言うことです。この変奏には十字架の音型が使われています。
そして、Partita VI。よく見えませんでしたが、フルート4'一本で弾いていたように思います。天使が眠りにつく私たちを守りに来てくれる場面と言っておられました。



最後のPartita VII は平和のうちに眠っているところ。冒頭のアルペジオからハープのイメージで、あまりアーティキュレートせずに弾く感じでした。1番最後の和音はアルペジオをして、アルペジオを使って良いのだよ、と言っておられました。
なお、変奏間のテンポリレーションは基本的には同じだけれどと、決してメトロノーム通りでは無いと。



彼女はとても美しいタッチできれいに弾いていましたが、ラドレスク先生が後ろから手を出してさらっと弾かれると、その瞬間に全く違う世界が現れるのです。その美しさに、はっとしてしまいます。
昨秋の時と同様、たくさん弾きながら教えてくださるのは、言葉が苦手な私にとっては、本当にありがたいです。

聖バーフォ大教会St. Grote Bavo kerkでのレッスン風景は、同時中継でWebカムで、流れているようです。
関心のある方は、Haarlem OrganFestival2014のサイトから探してみてください。
http://goo.gl/CWXoLf

そのあと、Doopsgezinde Kerkで1時間練習時間をもらう事ができました。

午後は1時15分からPhilharmonieでファン・デル・コーイ先生の即興初心者のクラスです。
http://goo.gl/vVua6n

このクラスはオープンクラスで聴講生もたくさんいました。
今日はちょっと気後れして、弾きませんでした。
即興を始めるにあたって、まず考えること。
1、どのような機会に弾く物か。(例えば、前奏、献金、行進、奉納 etc.etc.)
2、長さ
3、音色
4、調性(弾き始めた調性を忘れずにそこに戻る)
    転調 短調⇒平行長調⇒短調
       長調⇒属調⇒長調
5、拍子
6、曲の形(ABA 3部形式など)

最初にある程度の計画を立てると言うことです。
そして、どのように始めるか。
1、メロディーの単旋律から
2、伴奏(左手だけでも、ベダル付きでも)から
3、ペダルだけから
など、いろいろな始め方が有る。メロディー単旋律からは効果的。

練習の方法として、
毎日短い時間で良いので、練習を始める時に。
転調は和声での練習+2声でも転調
コラールの前奏はモチーフを使ってしてみる。
2声のインヴェンションを弾いてみる(まず単旋律の追いかけ合いなど)
ペダルソロを弾いてみる。(ペダルソロが出来ると手鍵盤が自由に使える)
自分の中の音に耳を傾けてみる。
即興の時も、きれいな音、アーティキュレーションで弾くこと。

聞き取れたのはこの程度のことでした。

さあ、明日は勇気を出して、弾いてみます!





2014年7月13日日曜日

オルガンコンサート三昧

Haarlem ハーレム1日目
<ハーレムオルガン・デイ>
5つの教会を巡ってのオルガンコンサートを聴きました。
とても素晴らしい体験でした。
それぞれの、オルガン、演奏者に合わせたプログラム、歩いて行くことの出来る所での、
5つの演奏会、ぜいたくな体験でした。

その1、演奏者:Jos van der Kooy ヨス・ファン・デル・コーイ
    場所:Philhamonie
          曲目:
その2、演奏者:Jos van der Kooy ヨス・ファン・デル・コーイ
                場所:Grote fo St-Bavokerk 聖バフォ教会
    曲目:J. S. Bach  /プレリュード F−dur
       詩編歌42編/即興
       アラン/リタニー
その3、演奏者:Marco bij de Vaate
    場所:Doopsgezingde Kerk
       http://goo.gl/guPKWf
    曲目;J. S. Bach トリオ・ソナタ 1番
       J. S. Bach プレリュードとフーガ ヘ長調

その4、演奏者:Anton Pauw
          場所:Nieuwe Kerk
                曲目:ブッフナー/サルヴェ・レジナ
       J. S. Bach /Wachet auf 
             J. S. Bach /トッカータとフーガ ニ短調




 その5、演奏者:Louis Robilliard
     場所:Kathedrale Basiliek Sint bavo 聖バフォカトリック大聖堂
     曲目: