2015年2月18日水曜日

祈りと音楽の集い「四旬節の祈り」

2015年2月22日 午後2時〜3時
カトリック六甲教会 <祈りと音楽の集い>シリーズ
”四旬節の祈り” をおこないます。



















プログラムです。

J. S. Bach (1685-1750)
J. S. バッハ

Praeludium BWV 546   オルガン:三浦
前奏曲 ハ短調
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Orgelbüchlein > オルガン:三浦
「オルガン小曲集」より

賛美歌2187 罪なき小羊  歌:
O Lamm Gottes, unschuldig  BWV 618 
   (罪なき神の子羊よ)

賛美歌2186 世の罪除く  歌:
Christe, du Lamm Gottes  BWV 619 
   (キリスト、汝 神の子羊)

賛美歌21293 救いの主は罪もなしに  歌:
Christus, der uns selig macht  BWV 620 
  (キリスト、我らに幸いを与えた)

カトリック聖歌集179 父よゆるしませ  歌:
Da Jesus an dem Kreuze stund BWV 621
  (イエスは十字架につけられ給いて)

賛美歌21294 人よ汝が罪の大いなるをなげき  歌:
O Mensch, bewein dein Sünde groß BWV 622 
  (人よ、汝の大いなる罪を嘆け)
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François Couperin (1668-1733) 
F. クープラン

Messe propre pour les convents de religieux et religieuses
「修道院のためのミサ」より
Kyrie : Plein jeu    オルガン:松井
1キリエより プラン・ジュ
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朗読:

「預言者エレミヤの哀歌が始まる。」
哀歌 1114
1なにゆえ、独りで座っているのか
        人に溢れていたこの都が。
やもめとなってしまったのか
        多くの民の女王であったこの都が。
奴隷となってしまったのか
        国々の姫君であったこの都が。

2夜もすがら泣き、頬に涙が流れる。
彼女を愛した人のだれも、今は慰めを与えない。
友は皆、彼女を欺き、ことごとく敵となった。

3貧苦と重い苦役の末にユダは捕囚となって行き
異国の民の中に座り、憩いは得られず
苦難のはざまに追い詰められてしまった。

4シオンに上る道は嘆く
        祭りに集う人がもはやいないのを。
シオンの城門はすべて荒廃し、祭司らは呻く。
シオンの苦しみを、おとめらは悲しむ。

5シオンの背きは甚だしかった。
主は懲らしめようと、敵がはびこることを許し
苦しめる者らを頭とされた。
彼女の子らはとりことなり
        苦しめる者らの前を、引かれて行った。

「エルサレムよ、エルサレムよ、
おまえの神なる主に向きなおれ。」

6栄光はことごとくおとめシオンを去り
その君侯らは野の鹿となった。
青草を求めたが得られず
疲れ果ててなお、追い立てられてゆく。

7エルサレムは心に留める
        貧しく放浪の旅に出た日を
いにしえから彼女のものであった
        宝物のすべてを。
苦しめる者らの手に落ちた彼女の民を
        助ける者はない。
絶えゆくさまを見て、彼らは笑っている。

8エルサレムは罪に罪を重ね
笑いものになった。
恥があばかれたので
重んじてくれた者にも軽んじられる。
彼女は呻きつつ身を引く。

9衣の裾には汚れが付いている。
彼女は行く末を心に留めなかったのだ。
落ちぶれたさまは驚くばかり。
慰める者はない。
御覧ください、主よ
        わたしの惨めさを、敵の驕りを。

「エルサレムよ、エルサレムよ、
おまえの神なる主に向きなおれ。」

10宝物のすべてに敵は手を伸ばした。
彼女は見た、異国の民が聖所を侵すのを。
聖なる集会に連なることを
        主に禁じられた者らが。

11彼女の民は皆、パンを求めて呻く。
宝物を食べ物に換えて命をつなごうとする。
御覧ください、主よ
        わたしのむさぼるさまを見てください。

12道行く人よ、心して
        目を留めよ、よく見よ。
これほどの痛みがあったろうか。
わたしを責めるこの痛み
主がついに怒ってわたしを懲らす
        この痛みほどの。

13主は高い天から火を送り
わたしの骨に火を下し
足もとに網を投げてわたしを引き倒し
荒廃にまかせ、ひねもす病み衰えさせる。

14背いたわたしの罪は御手に束ねられ
        軛とされ、わたしを圧する。
主の軛を首に負わされ
        力尽きてわたしは倒れ
刃向かうこともできない敵の手に
        引き渡されてしまった。

「エルサレムよ、エルサレムよ、
おまえの神なる主に向きなおれ。」
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Leçons de ténèbres 
Troisième leçon de ténèbres (12~13)
ルソン・ド・テネブレ「暗闇の朝課」より
  Lectio III 3の朗読
Sop:谷崎・浅野/オルガン:松井
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朗読:未定(イザヤ53 25)(12")
レスポンソリウムIII(答唱)
2乾いた地に埋もれた根から生え出た若枝のように
この人は主の前に育った。
見るべき面影はなく
輝かしい風格も、好ましい容姿もない。

3彼は軽蔑され、人々に見捨てられ
多くの痛みを負い、病を知っている。
彼はわたしたちに顔を隠し
わたしたちは彼を軽蔑し、無視していた。

4彼が担ったのはわたしたちの病
彼が負ったのはわたしたちの痛みであったのに
わたしたちは思っていた
神の手にかかり、打たれたから
彼は苦しんでいるのだ、と。

5彼が刺し貫かれたのは
わたしたちの背きのためであり
彼が打ち砕かれたのは
わたしたちの咎のためであった。
彼の受けた懲らしめによって
        わたしたちに平和が与えられ
彼の受けた傷によって、わたしたちはいやされた。
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Messe propre pour les convents de religieux et religieuses 
「修道院のためのミサ」より
Elevation: Tierce en taille 
聖変化の時に:ティエルスによるメロディー
Agnus Dei: Dialogue sur les grands jeux
神の小羊:グラン・ジュのためのディアログ