2011年11月5日土曜日

南三陸町 寄木浜辺の里

今日は東北の震災以来初めて東北地方へ行きました。
夫の実家が秋田県森岳(能代の近く)、新婚時代に3年間福島県郡山市に住んでいたこともあり、どこか、親近感があります。
震災の後、見学に行くのも変、私なんかが行ってもがれき撤去も引っ越しの手伝いも出来ないし、と、心の片隅で何か気になっていました。

今回、聖グレゴリオの家宗教音楽研究所に、ドイツから多額の寄付金が届き、所長の橋本周子先生が顔の見える支援をしたい。と、さがされた結果、南三陸町 寄木地区のわかめ漁復興の支援に使って頂くことになりました。それを届けるために行かれるのに同行させてもらいました。

http://goo.gl/a0CDy ここの畠山鉄雄さんが代表者さんです。
私には良くわからないつながりなのですが、<ゆの実会>と言うグループの中の方とのつながりから、支援が決まったようです。http://www7a.biglobe.ne.jp/k_ofuji/yunomi-WithUsProject.html

と言うことで、ゆの実会の方、グレゴリオの家から、総勢19人で、押し掛けて行きました。

とにかく、お天気がよく素晴らしい1日でした。

あまり上手く撮れていませんが、志津川中学校。よくニュースに出ていました。山が塩をかぶって茶色くなっています。この辺りからはまだ海が見えません。でも山の中腹まで、波が来たのですね。
ご飯を前に寄付目録の贈呈式です。

サケのちゃんちゃん焼き。ご飯と一緒に食べるとおいしいです。
お刺身!


わかめの芽株です。
これを4〜5センチに切って、ロープにはさんで行きます。
はさんでいるところ。



 はさみ終えたロープを船に積んで、少し沖に出て、
おもりと浮きを付けて浮かべて行きます。



 本当にいいお天気で、観光船に乗っているみたいになってしまいました。
タコも名産だそうです。タコ網も見せてもらいました。
このあと、畠山さんの仮設住宅へお邪魔をしました。畠山さんがテントを寄付してもらい、そこでみんなで集まってお茶会をしたり、おしゃべりを出来る空間を作っておられました。
また、プレハブも1棟建てて、そこではミシンを並べて奥さん達が、いろいろ縫い物をして販売をしておられるそうです。そのための生地なども集めておられます。残念ながら、商品を卸されたばかりで、現物はありませんでした。縫い物棟の前で手製のキッチンキャップをかぶっておられま。なかなか素敵でした。

ただの報告になってしまいました。いろいろ考えたことはあったのですが、取りあえず今夜のうちに書いておかないとと思ったものですから。

農業、漁業を大事にしていかないといけないと思います。そして、海に、大地に根ざして行きる素晴らしさを感じさされました。あんなに大変なことがあっても、やはり、海は美しく、宝庫でもあります。それをしっかり守って生きて行こうとしておられる方々の、心底からの強さを感じました。

どういう形で私自身がこれから関わっていけるのか、まだ、考えはまとまりませんが、とにかく現地に行って来て、お話を聞いて、一緒に船に乗って良かったと思っています。