2010年10月31日日曜日

「ミーナの行進」


小川洋子さんの本です。
久しぶりです。
4年前の発売の時、所属している読書会で購入し、
その後、手元に引き取ったサイン本なのですが、
時間がある時にゆっくり楽しもうと、ずっと手元に置いたままにしていました。
ふと、読み出したら止まらなくなりました。
とにかく、主人公朋子が私より2つ年下とほとんど同じ世代。
その主人公が中学生時代の話。
舞台は、芦屋。
あまりにも身近な事ばかりで、全て現実のように思えてしまいます。
コビトカバに乗って山手小学校に通学する少女、なんて
ファンタジー以外にあり得ないのに本当にありそうな気がしてしまいます。
お話のはじめから、いつどの登場人物がいなくなってもおかしくないような滑り出しで、
少しドキドキしましたが、
決して悲しい結末ではありません。
小説の中の時間を共有していきたいお話です。


リードオルガン&パイプオルガンコンサート(西宮船坂ビエンナーレ2010)

ひょんな出会いから、下記のコンサートで少し演奏する事になりました。
ちょっとばかり不便な所で催しですが、
ビエンナーレの野外展示等もなかなかのどかな雰囲気で楽しいものです。
お時間がありましたらお出かけ下さいませ。


~風の響き~リードオルガン&パイプオルガンコンサート(西宮船坂ビエンナーレ2010) 


日時:2010年11月6日 13時45分開演(半端な時間なのでご注意下さい) 

会場:旧西宮市立船坂小学校ランチルーム(西宮船坂ビエンナーレ2010総合案内所) 

アクセス:http://funasaka-art.com/access/ 

問い合わせ:TEL/FAX 078-907-5670 

出演 
嶋村のぞみ(ソプラノ)、三浦優子(オルガン)、大森幹子(オルガン)協力:エフペックアンティークス、安田哲也(パックスアーレン) 

大正時代に建てられた木造校舎で、足踏みオルガンと小型パイプオルガンにより、唱歌、童謡、船坂小学校校歌、讃美歌、バロックのオルガン曲まで、オルガンという楽器の魅力を引き出すプログラムをお楽しみ頂きます。 

料金:1500円(「日独歌曲の夕べ」と通し割引2500円) 

http://funasaka-art.com/ 

2010年10月29日金曜日

聖グレゴリオの家レッスン覚え書き

合唱指揮:
大きくふりすぎない。
小さくふる事で、相手の集中度を高めることが出来る場合がある。
う〜ん、それは分かるんだけど、なんとかなんとかと思っていると、
振りが大きくなってしまう。

Basso continuo:
  11/18のレッスンでリコーダーとのあわせ。
Martino BittiのSonata G durを練習する事。
Lodovico da Viadana: Drei geistliche Konzerte
      古い時代の(1602頃)のBCの弾き方の注意点
☆リアリゼーションを信じない!!
☆基本的に5の和音でつけられないかを考える。
☆カデンツに行くところ等で、5→6、又は7を使う場合も。
☆カデンツの終わりは基本的に長3和音
☆現代譜の調は必ずしも当時のママではない。

声楽:
Lodovico da Viadana: Drei geistliche Konzerteより
(Pauls, 1.Kor.11,23+24)
Fratres, ego enim accepi a Domino,quod et taradidi vobis,
私があなた方に伝えた事は、私自身、主から受けたものです。
quoniam Dominus Jesus, in qua nocte tradebatur,
すなわち、主イエスは引き渡される夜、
 accepit panem, et gratias agens, fregit et dixit.
パンを取り、感謝の祈りを捧げてそれを裂き
Accpite et manducate, hoc est corpus meum,
「これは,あなた方のための、わたしの体である
 quod pro vobis tradetur, hoc facite in meam commemorationem.
わたしの記念としてこのように行いなさい」と言われました。
           ☆言葉にあわせて短めにアーティキュレーションをする事。
☆HW: n2. Versa est in luctum

和声法:
☆平行調のV7→V7につなぐとそのまま転調出来る。
        (共通音が2音あるためつなぎやすい)
    HW: n165, 属7を使ったsop課題
       n171,  副7を使う課題
               ☆Schemelli n30 8小節の間奏を使って
       B dur⇒C dur に転調する。
       フラットを1つずつ減らして行くB→ F→ C
即興演奏:
    ☆12音全部の音の上に7の和音を作る。
      全部の音を主音とするReモードの音階を弾く練習をする。


オルガン:
Nicolas de Grigny: Pange Lingua
      トリルを弾く時に5の指を使わないと言うことで、指使いを全部訂正。
  トリルは早めに弾く。
  フーガは歌って、揺れのある演奏。
  ペダル、左手の伴奏部の八分音符はegal に弾く。
     HW: Pange Linguaのグレゴリオの伴奏付け


グレゴリオ聖歌:
    GT17 待降節第1主日
      Tempus adventus/Hebdomada prima adventusのcommunion
                          HW: 上記聖歌に詩編を入れる。(詩編をGT822の音で)
         GT21 待降節第3主日Hebdomada tertia adventus/ introitus


    

「長崎の歌」パウロ・グリン

パウロ・グリンと言う神父さまが書かれた,永井隆博士の伝記です。
代母でもある友人から借りて読みました。
中学生時代に、永井博士の著書を何冊か読んで、とっても感動した記憶がありますが、
また読んでみたくなりました。
長崎に行きたくなっちゃった。
宗教を持たないところから、敬虔な信者になっていかれるところが、良くわかります。
一般の本屋さんには売っていないようです。
連絡先は
マリスト会
大和高田市大中南町6−11
高田カトリック教会
となっていますが、分かるのかなあ。
ネットで検索をかけたら、中古本はあるようです。
貸してくれた友人に、手に入れ方を聴いてみようと思います。
戦争を知らない私たちから下の世代が読まないといけない本だと思います。
また、どんなに悲惨な状況でも希望を失わない博士の生き方には、
本当に勇気づけられます。

2010年10月10日日曜日

ミサ覚え書き

10月9日、7pm (10月10日日曜日のミサです)
前奏曲が思いつかず、グレゴリオ聖歌のSalve Reginaに伴奏をつけて弾いてみました。
上手くいったのかどうか、良くわからないです。
Salve Reginaは一日の最後に歌うものなので、ミサの前奏にはちょっとも思いましたが、
まあ、夕方のミサと言うことで許していただこうかと・・・

なぜ、前奏曲を書いておこうと思ったかと言うと、
前の当番の時、何を弾いたのか忘れてしまったからです。
我ながら情けない。

2010年10月8日金曜日

レッスン内容覚え書き<グレゴリオ>

礼拝当番:教会賛美歌364 天にいます父は
J.S.Bach BWV683 Vater unser im Himmelreich

合唱:Mozart Missa brevis in F KV192より 
             Sanctus: ゆったりした3秒しから早い4拍子への変化のある曲。
             肘を開かずに図形をふる方が見ている人に分かりやすいとの注意。
           宿題:Palestrina Missa"Brevis" よりKyrie

通奏低音:Pachelbel:Nun komm の和声付け、Büchleinを和声で弾く。
ラ・フォリア

和声:バス課題139,ソプラノ課題155,156
ナポリの6、ドリアの和音の整理が必要!
宿題:バス課題147(属7根音省略)
Schemelli n.56 "Ach, da ß nicht die letzte Stunde" intro.+曲+coda
フゲッタを作るとき、属調へはいる時に変応させる方法
              宿題:間奏入り

オルガン:J.S.Bach: Pièce d'Orgue BWV572
                BWV572-2を参考にしてトリルを足して、手だけでクープランのPlein jeu風にと。
楽譜の読み直しになっちゃった。
グレゴリオ聖歌の伴奏付け:Kyrie 第1旋法
グレゴリオ聖歌:GT669:Requiemの指揮
以上!
        

2010年10月2日土曜日

ホテルプラザ神戸チャペルコンサート

六甲アイランドにある小さなホテルです。
小さいけれど、落ち着いていて、
社員の方が優しくて、
そしておいしいケーキと,
お得なランチのある良いホテルです。
ただし、入り口がどこにあるのか、とっても分かりにくいです。
六甲ライナー、アイランドセンター駅のすぐ横にあります。
先日、イソジーナの覚張さんと一緒に、
毎月恒例のチャペルコンサートのお手伝いに行ってきました。その時の様子です。
http://hotelplazakobe.co.jp/hpk_blog/index.php?mode=res_view&no=766#myu766
ところで、コンサートの様子がアップされたかなと思い、
ブログを見たら、わあ,おいしそう。
このケーキを買いに今日プラザまで行こうかどうか、今悩んでいます。
今日は、お昼にカトリック神戸中央教会で結婚式のオルガン、
夜7時も六甲教会の歌の当番なので、間にケーキを買いに行くと、
ご飯を作る時間が無くなりそう。
明日にしようかな。
http://hotelplazakobe.co.jp/hpk_blog/index.php?mode=res_view&no=768#myu768

尼僧とキューピットの弓

久しぶりの読書報告です。
ブログを怠けていたのではなく、本を読んでいませんでした。
本を読むと言うのも,結構体力がいる事なのかも知れません。
学校が夏休みで時間があったはずなのに、
あの暑さの中では脳味噌も溶けていたのか、全然読みませんでした。

朝日新聞の読書欄に紹介があり、読みたくなりました。http://book.asahi.com/paper/TKY201009150195.html
多和田葉子さんの本は初めてです。
以前、何かコラムは読んだ事があります。
ハンブルクの事を書いておられたような気がします。
ドイツ、特にハンブルクと言う言葉が出て来ると、懐かしさが湧きます。
小学校5年生の頃、半年ほど住んでいました。
寒い季節に暮らしました。
今、調べてみると多和田さんて芥川賞を取っておられるのですね。
知らなかった。
それにしても,最近日本の作家は女性が多いですね。
私も、小川洋子、宮部みゆき等大好きです。
ところで、尼僧と〜ですが、期待に違わない小説だったと思います。
修道院、ということでカトリックを想像して読み始めましたが、
北ドイツ、プロテスタントの修道院でした。
カトリックとプロテスタとの違いはあっても、
シスター(ノンネ)達のお茶目な様子等、
何となく想像ができ、楽しかったです。
第1部と第2部があまりにも違う雰囲気でちょっと戸惑いました。
私は、第1部の雰囲気が好きなので、
種明かしになる第2部も同じような感覚を期待していたのですが。
でも、また多和田葉子さんの本を読んでみたくなりました。