2010年1月31日日曜日

グレゴリオ聖歌 ③ Si ambulem

大好きな、詩篇23章からです。
GT125(GRADUALE TRIPLEX125ページ)
Tempus quadragesimae(四旬節)
Hebdomada quinta quadragesimae(四旬節第5週)
Feria secunda(月曜日)

GR.(昇階唱〜答唱詩編)
Si amblem in medio umbrae mortis,
死の影の谷を行くときも
non timebo mala:
わたしは災いを恐れない
quoniam tu mecum es, Domine.
なぜなら、あなたがわたしと共にいてくださるから。
V. Virga tua, et baculus tuus,
あなたの鞭、あなたの杖
ipsa me consolata sunt.
それがわたしを力づける。

「わたしは門のそとに立ち」(典礼聖歌)

お久さしぶりです。
どうも、もともと怠け者の性格で、なかなかブログの更新ができません。

今日は、所属教会の聖歌研究会の練習日でした。
その折、典礼聖歌集(カトリック教会の日本独自の賛美歌集)の中の、
「わたしは門のそとに立ち」を練習いたしました。
一番だけ歌ったとき、「わたし」を、私は「自分」、
すなわち歌っている人間の方と思ってしまったのです。
ところが、前で指揮をしていたものですから
2番を歌いながら、真剣にみんなの声に耳を傾けていました。
そして、はっとしたのですが、この「わたし」は、
イエス様のことではないですか。
ああ、どうしよう、と言う恥ずかしさでした。

そう気づいたことを皆に正直に説明し、
とっても朗読が上手な方に読んでいただきました。
そうして、もう一度歌っていただいたら、
驚くほど、素晴らしい歌になったのです。
歌詞の読み込みの重要さを、身を持って体験しました。
聖書の知識が足りないことを露呈してしまいました。
家に帰って調べてみると、
ヨハネの黙示録3章の中の1部分です。
黙示録は、どうも苦手で、あまり読んでいませんでした。

聖書の箇所と、歌の歌詞を下記します。

ヨハネの黙示録 第3章20節
「見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。
だれかわたしの声を聞いて戸を開ける者があれば、
わたしは中に入ってその者と共に食事をし、
彼もまた、わたしと共に食事をするであろう。」

典礼聖歌「わたしは門のそとに立ち」
1、わたしは門のそとに立ち、とびらをたたいている。
もし声を聞いて門を開けるなら、わたしは中に入りあなたと共に住む。
2、とびらのそとにはキリスト、心を開いて神のことばと愛とを受けよう。
キリストは今もたたく、心のとびらを。

2010年1月15日金曜日

豚バラを使った料理②豚バラと大根

豚大根
<材料>
豚バラかたまり
大根
天ぷら粉
醤油

<作り方>
1、豚バラを2〜3cm角に切り、天ぷら粉をまぶして油で揚げる。
(狐色になるまで)
2、乱切り(大根を回しながら斜めに切る)にした大根を半本ほど鍋に入れ、
その上に1、の豚を入れて、醤油と酒を大3ずつ注ぎ、材料ギリギリまで水を入れて、
柔らかくなるまで煮る。

豚バラ肉を使ったお料理①豚バラと白菜

夫はとても豚バラ肉のかたまりが好きです。
そこで、豚バラのお料理、我家の定番を2つ。

その1
<材料>
豚バラかたまり
白菜

胡椒
<作り方>
1、豚バラを1cm程の巾に切る。
2、テフロン加工の鍋(直径23cm深さがちょっとあるものが便利)でしっかり焼き付ける。
表面がカリッとした感じになるまで6面全部のつもりで焼く。
3、たまった脂をキッチンペーパーで吸い取る。
4、肉を真ん中に集めて、適当に切った白菜(芯の白いところは包丁を斜めに薄く)を鍋いっぱいに入れて、水を100mlほど入れ、塩を小さじ1位と胡椒を振り、きっちり蓋をして、弱火で30〜40分蒸し煮にする。
5、味が薄かったら塩を足す。食べる。

バッハの遺言

昨夜、夫と一緒にいずみホールに
バッハ・オルガン作品連続演奏会
Vol.6 <バッハの遺言>を聴きに行きました。
前半、ちょっとしんどいな、と言う部分もありましたが、
全曲通して生で聴くことは、めったにできない作品です。
後半は、演奏者ジェイムス・デイヴィット・クリスティさんと、
お弟子さんのジョン・フィニーさんの連弾もあり、
聴きごたえがありました。
私は、カノンが好きです。
また、最後の曲(バッハが生涯最後に書いた作品)は未完です。
昔良く聞いていた、弦楽合奏版のLPでは、最後が消えるように終わっていたのです。が、昨夜の演奏では、4つのフーガ主題がどんどん重なり、
プレノ(日本語では全オルガン?オルガンらしい、大きな充実した音)
で、ぐんぐん終わりに近づいていく、壮大なフーガの終りがまもなく訪れる予感が盛り上がったところで、突然終りました。バッハはあと何小節書くつもりだったのでしょうか。
どの楽器のために書かれた曲か分からないそうですが、
オルガンは音楽の線がよくわかるので、構造が良くわかって面白いと思います。
それにしても、とってもマニアックな演奏会、
結構人が入っていました。



外事警察


NHKで昨年後半放送され、また1月10日に全編再放送されていたドラマの元になった小説です。
と言うか、元がどちらかよく分からないのですが。
小説を読んでいて、ちょっとわかりにくい部分があり、(ストーリーが)ドラマを見たらわかるかと、
10日に全編見たのですが、余計にわからなくなり、最初から読みなおしました。
テレビと小説はずいぶん違います。
同じ名前の人物の設定が違ったりするので、同時に両方見たり読んだりすると、混乱してしまいました。
結果的には、本もテレビも面白かったです。
公安警察のことを描いたものですが、どこまでが事実でどこからがフィクションなのかわからなくなってきます。
平和ボケといわれる日本に住んでいますが、本当はどうなのでしょうね。
雰囲気的にはドラマのほうが良かったかな。

2010年1月5日火曜日

カトレア


父が育てました。実家のリビングでいっぱい咲いていました。

クリスマスローズ


名前どおりにクリスマス過ぎにさきました。凍てついた土から花を咲かせ
るのは驚きです。今咲くのは原種だけです。

年明けから、昨日まで読んでいた本です。
12〜13世紀にかけての南仏における、
カタリ派と言うキリスト教の異端弾圧を
現代の日本人歴史学者が調べていくと言うサスペンスです。
サスペンスで、現実ではないのですが、
カタリ派弾圧などは史実に基づいています。
ローマ教会が腐敗していた時期、純粋な信仰を求めようとした人々の弾圧です。
昨年読んだ、「大聖堂」も同じ時期のヨーロッパの話。
教会建築の話、そして私が今学んでいるグレゴリオ聖歌もこの時代のもの。
良くも悪くも、ヨーロッパが教会抜きではありえなかった時代です。
でも、カトリック信者としてこの本の中に出てくる、弾圧の場面は
かなり衝撃的でした。