2010年1月15日金曜日

バッハの遺言

昨夜、夫と一緒にいずみホールに
バッハ・オルガン作品連続演奏会
Vol.6 <バッハの遺言>を聴きに行きました。
前半、ちょっとしんどいな、と言う部分もありましたが、
全曲通して生で聴くことは、めったにできない作品です。
後半は、演奏者ジェイムス・デイヴィット・クリスティさんと、
お弟子さんのジョン・フィニーさんの連弾もあり、
聴きごたえがありました。
私は、カノンが好きです。
また、最後の曲(バッハが生涯最後に書いた作品)は未完です。
昔良く聞いていた、弦楽合奏版のLPでは、最後が消えるように終わっていたのです。が、昨夜の演奏では、4つのフーガ主題がどんどん重なり、
プレノ(日本語では全オルガン?オルガンらしい、大きな充実した音)
で、ぐんぐん終わりに近づいていく、壮大なフーガの終りがまもなく訪れる予感が盛り上がったところで、突然終りました。バッハはあと何小節書くつもりだったのでしょうか。
どの楽器のために書かれた曲か分からないそうですが、
オルガンは音楽の線がよくわかるので、構造が良くわかって面白いと思います。
それにしても、とってもマニアックな演奏会、
結構人が入っていました。



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