2010年3月27日土曜日

ダーリンは外国人 with BABY


今日はもうやめておこうと思いながら、
また読んでしまいました。
週末漫画第2弾です。
相変わらず、ほんわか楽しいです。
でも、小栗左多里さんが思いのほか、
神経質なところがあるのも発見しました。
小栗さんがナイーヴと言うよりも、
私が結構いい加減な子育てをしていたのかも知れませんが・・・
私はラズロさんよりの子育て感です。
これは国民性の差というよりも、
個人差が大きいかも知れませんね。
いつも、なかなか哲学的で、老成したイメージを醸しているラズロさんが
なんかとっても若い父親になった感じもしました。
赤ちゃんに独特の匂いがあることなんかを、
懐かしく思い出しました。

2010年3月26日金曜日

グーグーだって猫である 2



大島弓子さんの、闘病記+猫たちとの話の漫画です。
実は、私は子供の頃から、ほとんど漫画を読んだことがありません。
知っているのは、鉄腕アトム、おそ松くん、オバQくらいでしょうか。
ですから、大島弓子さんのお名前も知りませんでした。
今、wikiで調べるとずいぶんたくさん書いておられる方のようですね。
「グーグーだって猫である」は、今日、読書会で借りてきて、
すぐに読んでしまいました。

読書会、と言うのは末っ子が神戸市立T小学校に入った頃、
小学校のPTAクラブ活動の一つで、読書クラブと言うのに入ったのが始まりです。
小学校を子供達が卒業してからも、
10人のメンバーでずっと毎月1度集まっています。
もう、15年ほどたつでしょうか。
毎月、2人組みで当番をして、8000円分好きな本を選びます。
そして、それを回して読む、大体みんなに回ったら、
販売会をして、10分の1ほどの値段で買取る、それだけです。
それぞれ微妙に趣味が違うので、
結構いろいろな本に触れることができて、面白いです。
自分では絶対に手にとることがない本に出会うことができます。

今日のこの本もそうでした。
大変な病気のこともサラッと書いておられて、
猫たちの絵も可愛く、後味の良い漫画でした。
ほかも読みたくなりました。

2010年3月22日月曜日

アイム・ファイン


浅田次郎さんのエッセイ集。
JAL機内誌のエッセイを集めたもの
第1集「つばさよつばさ」です。
本当に面白い。
すぐに読めてしまいます。
一人で、東京帰りの新幹線の中で、
笑いをかみ殺しながら読み終えてしまいました。
ああ、もったいない!
もっと読みたかったのに。

ただ、一点。
「蒼穹の昴」のTVドラマ化のことです。
ありえないくらい楽しみにして、見始めたのですが、
何故か、吹き替えのような変な録音なんです。
西太后に田中裕子さんを起用したためにこんな録音になってしまったのかと、
そして、私が蒼穹の昴で思い描いていた西太后とはずいぶんイメージが違ったのですが、
アイム・ファインの中で浅田次郎さん本人は、田中西太后が、まるで本人が生き返ったようだ、
と書かれていたのが意外でした。
私が、勝手な妄想をふくらませていたのでしょうか。

ロスト・シンボル



ダン・ブラウンのラングドン教授シリーズ、第3弾です。
「天使と悪魔」
「ダ・ヴィンチ・コード」
に続いて、また読んでしまいました。
相変わらず、面白いです。
フリーメイソンになんとなく興味があり、楽しみにしていました。
宗教と科学と言うことに、象徴学を組み合わせたような。
なんか、相変わらず胡散臭いところもいっぱいあるにはありますが、筋立ては面白いです。
私は、アメリカに全く行ったことがありません。
その意味では、現実に行ったことのあったローマやパリを扱った前2作の方が面白く読めました。

ヨハネ受難曲

先ほど、バッハのヨハネ受難曲を聴いてきました。
マタイ受難曲程有名ではありませんが、
受難の日にカトリック教会で読まれるのは、こちらです。
マタイより、コンパクト、結構劇的な曲です。

もしかしたら、関係者も読まれるかも、と思いながらも・・・
私は、この曲はマタイより、合唱の占める役割が大きいと思います。
今日聞いた団体では、合唱の女性陣は素晴らしい。
しかし、男性陣が人数も声も圧倒的に足りない。
プロとしてやっている団なのに、
合唱は違うのでしょうか。
男性陣は、アマチュア合唱団レベルだと思いました。
女性陣が、真摯になおかつ劇的な表現もしっかり歌っているのに、
少し残念でした。
でも、これは、許せることです。

でも・・・
通奏低音のオルガンが許せない。
あまりにひどい。
もちろん、私がオルガン弾きの端くれですので、
耳についたのかも知れません。
でも、何故かずいぶん大きな音のポジティフ(小オルガン)
チェロや、リュートなどとずっとずれているのです。
なんともだらしの無い、とてもオルガン弾きが弾いているとは思えない。
たまに、ちょっとしたパッセージを入れようとしたら、
それが、大事なペトロの否認の場面でハズレ!
あの方は、数字(注1)を読んでいるのでしょうか?
それとも、楽譜に書き起こしたものを必死に弾いていたのでしょうか?
家に帰ってネットでお名前を検索すると、
ピアノフォルテやチェンバロが専門の方のようです。
それなりの値段をとってプロとしてやっている楽団が、
その指揮者がオルガニストとチェンバリストの違いが分からないとも思えないのですが。
あの人が、演奏会そのものをぶち壊していたように感じてしまいました。

(注1)数字を読む:バロック時代の合奏曲ではチェンバロやオルガンパートは通奏低音、というものを担当します。その場合、楽譜にはバス(チェロと同じパート)だけが書いてあり、その上(下)にバスから何度の音を弾くようにと言う指示の数字が書いてあります。奏者はそれを見ながら即興で最もふさわしい伴奏をつけていくわけです。(偉そうに言っていますが、私は数字読みがとっても苦手です。)

2010年3月19日金曜日

会いたかった人

中学高校時代を一緒に過ごした友人をなくしました。
素敵な人でした。
いつも、長いお下げ髪でした。
将来のこと、世界のこと、家族のこと、宗教のこと、いろいろ話しました。

高校生の頃、バングラデシュの話を学校で学び、
お医者さんになりたくなりました。
そんなに勉強が出来るわけでもなかったのに、
私と彼女は医学部に行きたくなりました。

担任の先生に相談すると、無理無理!とあっさりと却下。
私は、さっさと諦めて、子供の頃からやっていた音楽の方へ
方向転換。
彼女は、もう少し頑張ると、浪人生活を始めました。
その後、1度だけ会った記憶があります。

私の中では天女のような人でした。
なんか、この世離れした雰囲気で、
大人っぽくて、先生の言うことなんて聞かなくて、
どっちかと言うと、あかんたれの、良い子ぶりっ子の私にとって、
あこがれの人でした。

その後、医学部は無理だったけど、その方面の勉強をするために、
アメリカに行ったと聞いていました。
この2年ほど、K女子学院の同級生で、年に数度、ランチをするようになりました。
その折、何度か彼女の話が出ていたのに、
会うことはありせんでした。
このところは、何度も帰国していたそうです。

私の中では、彼女は二十歳前の少女のままで逝ってしまいました。

昨年秋にも、一緒にランチしていたメンバーの一人を、なくしました。

そろそろ、会いたいと思った人に、
会っておかないといけない年代になってきました。

それにしても、乳がんは怖いです。
今までに、高校大学時代の同級生で結構親しかった友人が3人乳がんで亡くなりました。
みなさん、検診を受けてくださいね。

2010年3月4日木曜日

「日本人の知らない日本語」2


文句なしに面白いです。
敬語の話、
「ら抜き」ことばの話など、
勉強になる部分も多いです。
逆に私の英語なんて、どんなふうに聞こえているんでしょうね。

「カラーひよことコーヒー豆」

大好きな小川洋子さんの最新エッセイ集です。
芦屋に住んでおられるので、地元のこと、
また、ラブラドールのこと、親近感があります。
本当に優しい目線でのエッセイです。